はじめに♪

桜の下で園児 (4).jpg
長年続けてきた音楽教育を『社会福祉法人道心あそか保育園』の園児にも取り入れさせていただくことになりました。

♪園で過ごす生活のいろいろな場面に音楽を取り入れ、より心豊かに、穏やかに過ごせるように!
♪聴力が最も発達するこの時期と、保育園での生活が重なるので、その能力を十分に発揮できるように!
♪『体の動きに合わせた音楽・心の表現を素直に出せる音楽・お約束事などのルールを学ぶ音楽』
  これらのことが園児たちの暮らしに役立てられることを願っております。

そんな人間の成長の中で一番吸収の活発な保育園の子供たちの様子などを、この
いをだてるけがいのない保育園 音楽ブログで紹介させていただきます。

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11/20 メガネを忘れたら

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0才児を教えているときに、あ!メガネをかけてない!と気がつきました。顔を洗うときに外して、そのまま忘れたのです。片目がひどく見えなくても、もう一つの目で見れるのであまり不自由はしないからと、言い訳を…。

でも園児は鋭い!0才児は言葉をまだ話さないので確認はできませんが、1才児からどのクラスでも、すぐにメガネをかけてない私に気づきます。
これをチャンスに、その話題から各クラス、こんな話をしました。
「私は大変なのです!だってメガネを忘れている!!ちゃんと覚えていない!どうしたんでしょう?」に、園児たちは〈たしかに変なのかもしれない〉と心の中で思ったかどうかは、別として…。

「12月に発表会があるけれど、私は何をどうするか、わからないの!みんな私に何をやるのか教えてくれる?」…園児たちはうろたえています。というのも、アウトラインのみが決まっていて細部がまだ何をするか確実に決まっていないのです。
「みんなで考えていこうね~!」にお互い安堵の表情。

私の質問は「1曲を〈早く・普通・遅く〉で演奏するとき、みんなは、どんな順番がいい?」
「この歌の部分は、どんなふうにお客さんたちに見せたら、わかりやすいかしら?」など、園児たちに決めてもらいます。
毎回思うのですが、え?この子がこんな表現を!あの子がすごいイメージを言うんだ~!とか驚くことが多くあります。
これらは、とても嬉しいことで、そのやり方を他の子のアイディアでまた別の方向へ行ったり、変えていくことができます。

あるクラスでカスタネットをしていたとき、どう曲から曲へ移るかを考えていると、何人かがカスタネットを電話にまねて遊んでいます。
そうだ!あれを使おう!カスタネット電話で次の曲へ自然に流れて行ける!とすぐに決定!
園児たちに「もしもし」に「もしもし」とすぐに答えてくれました。それも楽しそうに!最後に「じゃあね~」でカスタをポッケにしまって、次の曲へ移れました。
何か迷ったら園児たちに相談しよう!ですね。ではまた来週、ごきげんよう。

11/13 年少・年中・年長のお食事風景

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この保育園では、以前、クラスごとに昼食をしていましたが、昨年からだったと思いますが、クラスではなく、年少・年中・年長の園児たちが、廊下にテーブルと椅子を置き、みんなで食べます。自分たちで食べられる量を、自分でお皿に入れている風景は、セルフサービスのカフェテリアみたいです。
調度、私の音楽レッスンが終わり、2階から降りていくと、その光景が広がります。みんな生き生きして食事を楽しんでいます。自主性を尊重しながらの保育、いつもいいな~と思いながら見ています。

きっと週末いっぱい戸外で遊んできたのでしょうか…園児たちは何となく集中できないみたいです。そして先生方もお見受けしたところお疲れ気味。
   そこで休んでもらうことにしました。子守歌の曲を弾いて、みんなに寝てもらいます。ときどき「あくび」の音を奏でると、本当にあくびをする子がたくさん!そしてまた寝る。
   同じことを何度かやると飽きるはずですから、途中でドアをノックしているような音を弾きます。「あ!誰かがドアをノックしている!こんな夜に誰かしら?」とちょっと怖いような感じでみんなに質問をしました。…みんなは上を見ながら考えています。「おばけ」という子もいましたが、誰かを言わないまま、また寝る曲にします。
   次にノックの音、「誰かしら?もう朝になるっていうのに」…「自転車」「犬」なと言う子がいました。これも私は何かを言わないまま、朝になったような音を弾きます。
      何か想像してもらうとき、園児一人一人の答えは違っているかもしれません。答えを言わずに、その子のイメージのまま、次の動きに入るのも、私はいいと思っています。
   みんな朝はお着換えするの?だったらお洋服に着替えて→歯はみがくの?→お顔は?→朝ごはんは?→保育園に行くときは?などなど朝の様子をずっとピアノで弾き、それに合わせて園児たちは支度をしていきます。どの子も楽しそう!

   きょうも楽しくみんなとレッスンできました。また来週!ごきげんよう。

10/30 台風が去って、朝が輝いています!

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すごい雨だった昨日!でも今朝はまぶしいお日様が「おはよう!」と園児たちに挨拶してくれています。
レッスンもすがすがしいスタートを切りました。

   1才児と2才児のクラスは、ピアノのリズムに合わせて歩くこと、そしてピアノの音がしなくなったら、すぐに止まることをレッスンの始めにしています。集団ですので、どうしても嬉しくて走ってしまいますが、一番暴走している園児をみつけ、ちょっとでもピアノのリズムと同じように歩けたら、すぐに、その子の所へ行って「すごい!*ちゃんは上手にピアノの音に合わせて歩けるのね~!そうだ!みんなに見てもらいましょう!」と、一人でやってもらいます。
   もう鼻高々な気持ちが伝わってきます。そしてそれを見ていたお友達たちも、ピアノの音に気を配り、音の動きや、止まることを意識してくれます。コントロールすることを少し学ぶことができたようです。小さな成長を積み重ねていきたいです。

   あるクラスでこんなことがありました。歌で、例えばドレミファソと歌ってもらうと、どうしても最後のソの音が乱暴に歌ってしまいます。そこで、Aちゃんがこう歌いました…ドレミファソのソだけをどなっているように私が歌って見せます。みんなゲラゲラ!
   すぐに次はBちゃんがこう歌いました…きれいな声で大切にドレミファソを歌いながらソの音のときウットリした表情を付け加えました。そしてどっちがみんなは、きれいに歌っていると思う?と尋ねると、全員大きな声で「Bちゃん!!!」と返事をしました。
   では、みんなもBちゃんみたいに最後のソをうっとりしながら歌ってみてねと言うと、素直に表現しながら歌ってくれました。

   「はい、ドレミファソのソをきれいな声で歌ってね。」と注意する方法は、わずか10秒の注意で終わり、すぐに他のこともできます。でもAちゃん、Bちゃんなどの例をジェスチャーしながら何をしてほしいか考えてもらうには、時間がかかります。
園児にとって、どちらがより印象に残り、彼ら自身がきれいに歌いたいと思えるかは、明らかなことです。

   つくづく、教師はエネルギーを持って、園児たちと向かわなければいけないな~と。そして「注意されていると思わせない注意の仕方」を心がけたいと思います。それには体力も気力も万全でいられるような自分自身の管理が重要だと感じた今日のレッスンでした。

10/16 0才児から音楽を取り入れる保育園が全国にどのくらいあるのでしょうか?

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雨が降り、風も冷たい朝、園児たちは半袖と半ズボン!強い!
音楽室も窓が開けられていました!さあ、私も元気にレッスンしますよ~!

0才児たちは、ずいぶん大きくなりました。もちろん、まだ話すことはできませんが、毎回すごいなと思うのが「ドミソ・ドファラ・シレソの和音(プチわかーるピアノAのP.9 わおんでグーチョキパーhttp://www.zen-on.co.jp/score/p-waka-ru/ を参照)」どの子もじっと耳を傾けて真剣に音を聴いてくれます。それだけに、いかに響きの良い音で弾くかに、こちらも真剣です。その響きの中から1音だけを取り出して聴こえるようにする練習です。
音楽の刺激を0才から年長さんになるまで続けられるって、とてもすてきだと思います。

きょうは、いつも思っていることをちょっと語らせてほしいと思います。
例えば、運動が主で、音楽は、歌を歌ったり、CDに合わせてリズムを打ったり、体を動かす。それはよくあることだと思います。

でも「本物のピアノ」の木の振動を感じながら音を聴いたり、「オンサの周波数」を感じたり、「園児たちの表情にあわせて音を奏でたり」という経験ができる園は、残念ながらあまりないように思えます。
 
この園は、「園長先生が大変良き理解者であること」それも「0才からぜひ音楽レッスンを!」と考えてくださったから、ここまで園児たちが音楽好きに育ったのでしょうね。

運動は大きくなるほど筋肉がついて、できる範囲が広がります。けれども、「音を聴く力は年齢と共に、残念ながら弱くなりピークは小学校前まで」と、よく言われます。

0才児の真剣に聴く姿を、みなさんにご覧いただけたらといつも思います。
多くの保育園や幼稚園で、「音楽の持っている不思議な力を感じとり、聴き分ける、それを表現する…しかも、園にいるすべての子供たちが…平等に受けられる」それができたらと思います。それを願うのは、私の我儘でしょうか。
プロフィール

T. Tamura

Author:T. Tamura
田村智子:http://www.musickey-piano.com/ 
国立音楽大学ピアノ科卒業後、アメリカにてピアノ指導法を学ぶ。岩瀬洋子氏と共にMusic Key Piano Schoolを設立。テキストの執筆など著書は100点以上。ピアノレッスンの傍ら、全国でピアノ講座を展開。また保育の分野で、0~6才の園児や教師を指導。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100011678868076

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