はじめに♪

桜の下で園児 (4).jpg
長年続けてきた音楽教育を『社会福祉法人道心あそか保育園』の園児にも取り入れさせていただくことになりました。

♪園で過ごす生活のいろいろな場面に音楽を取り入れ、より心豊かに、穏やかに過ごせるように!
♪聴力が最も発達するこの時期と、保育園での生活が重なるので、その能力を十分に発揮できるように!
♪『体の動きに合わせた音楽・心の表現を素直に出せる音楽・お約束事などのルールを学ぶ音楽』
  これらのことが園児たちの暮らしに役立てられることを願っております。

そんな人間の成長の中で一番吸収の活発な保育園の子供たちの様子などを、この
いをだてるけがいのない保育園 音楽ブログで紹介させていただきます。

https://www.facebook.com/profile.php?id=100011678868076

6/19 先週の走り回る園児たち《第2弾!》

ダウンロードダウンロード (1)
   笑顔で走り回る子を見て、一般には楽しくてはしゃいでいると思います。でもひょっとしたら、どうしてよいかわからずに、やみくもに走っている場合もあるという話を聞きました。
   まったく知らなかったので、驚くとともに、…前回の2才児クラスは、あれでよかったのか、あれはOKでも次はどうしたものか…考えあぐねていました。

   レッスン開始は、いつものごとく走りまわっています。「ね~、みんなのまん中に、お池を作りますよ~!」と、ひもを使って園児全員が入れるくらいの丸を作りました。
   ここで感心したのが、担任の先生がすかさずテープで、そのひもを固定してくださったのです。たしかにただのひもだけでは、動いて池にはなりません。先生の気転の速さに、ありがとう!です。

   「ピアノの音が止まったら、お池に入ってね。ピアノの音がしたらすぐに外にでて、お池の周りをリズムに合わせて動いてください。」とルールを説明しました。
みんなは興味をそそられ、やる気満々! ただ、ピアノで弾くテンポに合わせられず、猛烈な速さで走るAちゃんがいました。
   そこで、Aちゃんに「ピアノの音がこの速さだと、こういうふうに、もしこんな速さになったら足はこんなふうに」と具体的に説明をすると、真剣に聞いてくれました。
   そして再開したら、Aちゃんは本当に、ピアノのテンポに合わせて正確なステップをしてくれました。すぐに、Aちゃんのもとへ行き「すばらしい!握手!」とほめほめしてあげると、まわりの園児たちも、前より音に注意を向けて上手にステップするようになりました。

   何度かお池に入ったり出たりのレッスンをしてから…「こんどは、お池がお風呂になりました!みんなで10まで数えてよく温まりましょう!」に、大きな声で数を言います。まだ10まで数えられない子もいますが、そんなことはOKです。
   「ね~、お風呂で10まで入ったら、そのあとどうするの?」と聞きます。すると「頭を洗う!・体をふく!」などいろいろな意見が出てきます。それらを即興で音をつけながら、「ごっこ遊び」です。
   「ね~、お風呂から出たら、次は何するの?」「ね~、パジャマに着替えたらどうするの?」というような質問がどんどん続きます。毎回の質問に、園児たちは自分の生活を思い浮かべ…目が上の方をちょっと向いたり、目が左右に動いたり、そのしぐさのかわいさったら!みなさまにも見ていただきたかったです。

   あっという間のレッスンで、「もう終わり?」と残念そう。先生方まで「楽しかったね~!」と満足気です。もちろん、私も「本当に楽しかった!」です。

6/12 園児たちは、タケノコと同じかしら?

ダウンロード
わずか2週間会わなかった0才児が劇的な成長です!まるでタケノコみたい! きょうもまだしゃべれない赤ちゃんが舌をペロペロ出したり引っ込めたりして音楽表現をしてくれました。

2才児クラスでは、なぜかとてもハイテンションになっている園児たち数名が暴走して走り回っています。
   AちゃんがBちゃんを押して、そのあとぶちました。当然ぶたれたBちゃんは泣きだします。ピアノを弾いている最中でしたので、止めるわけにもいかず、どうなるかと見ていると…たくましい!泣いてたBちゃんがAちゃんに仕返し!するとAちゃんが先生に近寄り「Bちゃんがぶった~!」と泣きます。なるほど~と驚いたり感心したりでした。 一人っ子の私が、こういう集団で育ったらもっと社会性が身に着いたかもしれないと、ふと思いました。
   きょうは、この2才児クラス、とにかく走り回る子が多い!その子供たちはそのままにして、先生方に壁際に座っていただき、他の園児たちも座ります。
   走り回っている子たちには一切注意せずにピアノを走っているテンポに合わせて、軽快に奏でます。だんだんテンポを速くしていきます。すると座っていた子供の何人かも走り回ります。もうこれ以上速く走れないと思えるところで、低い奇妙な音のパターンをゆっくり弾くと…急に顔も勇ましく、怪獣をやっつけるようなしぐさを始めます。
   と、すぐに高音で流れるようなメロディーや、グリッサンドを弾くと、全員が体を音楽に合わせて流れるような表現します。壁際には先生方だけが見学です。
   それからまた走るようなテンポでどんどん速くなります。とにかく園児たちの動きを見ながら、あれこれピアノで工夫しながら演奏します。 だんだん園児たちの走るスピードが失速していきます。よし!発散しきった!と思い、次の課題に進みます。
   6月あたりは、天候も不順なせいか、毎年落ち着きがなくなる季節です。自然のサイクルなのかどうか…。でも先生方が見守る中で、「型にはめずに、自由に動いてもらう」のは、とても興味深いものです。こういう音で、こんな、あんな動きをするのだ!という発見があるからです。特に2才児は感じたままをすなおに動いてくれます。いい勉強をさせてもらいました。

でも年齢が上がっていくと、また違ってお友達たちと考えながら動けるようになります。きっと人との関わりができてくるのでしょうね。それと同時に恥ずかしさも出てきて、自由の範囲が少し変わる子もいます。いずれにしても、指示せず「感じたままに」の表現は、最良の方法に思えます。

5/29 本堂から元のお部屋になって…

images.png
2週続けて0才児は、園児たちのお部屋でレッスン、そして先週は、年少・年中・年長クラスを本堂でレッスンしました。
厳かな本堂では恐れ多くてとてもリトミックは、できません。そしてピアノも柱の陰にあり、園児たちが見にくくて、どうしたものかと考えていました。

今朝、もとのお部屋でレッスンができると聞いて、「ばんざ~い!」です。園長先生のご配慮に感謝しました。
いつも当たり前と思っていた《ピアノを弾きながら園児の顔を見られること》、《園児たちが自由に動けるスペースがあること》…こんなに恵まれた環境でレッスンができる幸せに、あらためて感謝しました。
 
0才児は、夏ごろまで徐々に赤ちゃんが入園してきます。そのため、オンサに慣れている子と初めての子が出てきます。一番配慮していることは《初めての園児は様子をみながら》です。なぜなら「あの銀色のへんな形をしたものは、怖い!」と思う子もいるからです。

私の耳にオンサをあてて、「わ~、きれいな音!すてきだわ~!」とうっとり聞きほれている様子を見せます。何人かの赤ちゃんは、ジェスチャーで聴かせてほしい素振りをします。
警戒している赤ちゃんには、そっとオンサを床に置いておきます。…どうかな?…手にとるかな?と見たい気持ちがある心をおさえて、他の赤ちゃんと引き続き楽しみます。

この見ない!が重要です。しばらくすると、その赤ちゃんがオンサを手にとりました!「やった~!興味を持ってくれた!」と心の中でニンマリ。でも、その子を見ないふりを続けます。
すると今度は他の子がしているように、オンサを耳に持っていきました!徐々にオンサを気に入ってくれる!と思えた瞬間でした。

年長クラスは、去年秋にやったリトミック「セミ」が大好きで何か事あるごとに「セミやって~~!」とリクエスト。
毎回、新しい音を増やし、動きを考えてもらいます。

今は①セミになって動く ②セミの抜け殻になる ③雷から逃げる ④園児全員で寝ながら中心で手を重ね、放射状に形を作り、怖いおばけの侵入を防ぐ ⑤二人か三人組になってボートを音の大きさや速さに合わせてこぐ…など増え続けています。いかに聴覚を敏感にして体を動かせるかが問われます。

私たち大人が動きを指示しない、お手本を見せない、その大切さを感じます。
園児たちは、音の変化にあわせて動きも少しずつ変わっていきます。ある園児の一言で動きが、場面が変わることがあります。
それは想像以上の表現で私を驚かせます。園児の豊かな発想を邪魔しないレッスンでありたいと思います。

次週のレッスンは6/12です。

5/22 レッスンのお部屋が移動に!

images_20170522153457cac.jpg
夏まで、年少・年中・年長さんクラスを、お寺の本堂でレッスンすることになりました。

グランドピアノがあるのでうれしいのですが、大きな柱の陰になり、園児たちの様子が、とても見にくいのです。
不思議ですね。そのことだけで、園児との距離を感じてしまいます。また園児たちもふわふわの絨毯でソワソワしています。
正面にはご本尊さまたちのいらっしゃる高い床があり、とてもリトミックをするわけにはいきません。

どうするか…ピアノを離れ、園児たちの真前へ!
4分音符4枚のカードを並べました。そして私の持つカードは、4分休符と、ペアの8分音符…これはクラスによって枚数やレベルを変えます。

さあ、支度は整った!どう集中してもらえるか作戦開始! 
例えば:手品師のように4分休符を持って♪ラッチャ、チャッチャ、ラッチャ、チャッチャ、と言いながら面白おかしく踊ります。

そして「どこどこどこっ?」と言いながら4つの4分音符の3番目に4分休符を重ねます。
私は腕組みをして「う~~~む、ムムムム難しい~難しい」と繰り返し言いながら、困ったふりをします。

そのあいだ、園児たちは、新しく置かれたカードの4枚をどう打ったらいいのか考えています。口々に「かんた~ん!」言いながらも必死に練習しています。

嬉しかったのは、集中力が短く、遅れがちな数人が、遅いテンポでも、練習している!しかもあっている! 思わず「すごい!握手させて~!」とシェイクハンド!

大勢の園児をこちらに向かせることは、とてもエネルギーがいります。「静かにしなさい!」というような言葉を発しなくても、園児たちが興味しんしんでこちらを注目してくれる…その方法を考えるのが毎回、大きく私を育ててくれます。もちろん失敗もありますが、園児たちの様子を見ながら、頭をフル回転させ、ときには脳みそが沸点に達しそうな時間です。

帰りの新幹線の中では爆睡です。体力的にもピアノレッスンの数倍は動いています。(^^♪
プロフィール

T. Tamura

Author:T. Tamura
田村智子:http://www.musickey-piano.com/ 
国立音楽大学ピアノ科卒業後、アメリカにてピアノ指導法を学ぶ。岩瀬洋子氏と共にMusic Key Piano Schoolを設立。テキストの執筆など著書は100点以上。ピアノレッスンの傍ら、全国でピアノ講座を展開。また保育の分野で、0~6才の園児や教師を指導。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100011678868076

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR