はじめに♪

桜の下で園児 (4).jpg
長年続けてきた音楽教育を『社会福祉法人道心あそか保育園』の園児にも取り入れさせていただくことになりました。

♪園で過ごす生活のいろいろな場面に音楽を取り入れ、より心豊かに、穏やかに過ごせるように!
♪聴力が最も発達するこの時期と、保育園での生活が重なるので、その能力を十分に発揮できるように!
♪『体の動きに合わせた音楽・心の表現を素直に出せる音楽・お約束事などのルールを学ぶ音楽』
  これらのことが園児たちの暮らしに役立てられることを願っております。

そんな人間の成長の中で一番吸収の活発な保育園の子供たちの様子などを、この
いをだてるけがいのない保育園 音楽ブログで紹介させていただきます。

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9/12 0才児のふ・し・ぎ

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またまた音楽の不思議さを0才児のレッスンで白鍵!じゃない発見!
その子は担任の先生に体をあずけて、足をのばしていたのですが、その姿が大人の男の人がソファーにもたれかかってテレビを見ているような雰囲気なのです。
ピアノの音に耳を傾けているようですが、顔の表情も、目の動きもあまり反応がなくて、どうしたのかしら?と思っていました。

ところが、レッスンの調度半分ぐらいたったころから、ピアノに合わせて手拍子はする、目は見開き、体が揺れ、本当に音楽に溶け込んでいるのです。0才児がここまでノリノリになれるの?と驚くほどです。前半の無表情からこの展開に「なぜ?」の私。

担任の先生が、車のエンジンがだんだん温まるように、ずっと音楽を聴きながら徐々に動き出していき、ギアがトップに入るとノリノリになるんですよ。と微笑まれながらおっしゃっていました。

なるほど~。これは0才児だけではないかもしれない!人間みんなそんなことがあるのではないかしらと。ピアノでもレッスン室に、何があったかわからないけれど、ぶすむくれて入って来た子が、帰るときはルンルンになっていたり、つまらなそうに弾いていた子が、いつのまにか感情たっぷりにピアノを奏でていたり…。こういうことは、私自身にもある!と気付きました。今朝は本当に良い勉強をさせてもらいました。

さて、蝉のリトミックをしたのが確か1か月以上前のこと。それなのに年少・年中・年長さんたちがそれぞれ部屋に入ってくると「蝉やって~!」と毎週アンコールがあります。でももう蝉は鳴いてないし…と思っていました。
しかし、あまりの熱望! そこでレッスンを早めに切り上げ、最後のちょっとした時間に皆の好きな蝉のリトミックをしました。けれども何も言わずにピアノを弾くと、その音が変化しただけですぐに蝉だ!と、気付き、みんなの顔がニッコリ!

今回は同じことをしてもマンネリだと思ったので蝉が飛ぶときに音楽をちょっと変えて、その変化を体で表してもらいました。しかし、みんな耳がいい!音の変化、どういう音が何をイメージしているかをすっかり学んでいます。すばらしい!
でも、次回は他のことをして、これを卒業としたいです。

どの園児たちも、音楽での達成感を感じられれば、次のレッスンが楽しみになります。
園児を見ながら、ピアノレッスンではどうか…と、置き換えて考えます。ピアノの生徒たちが生き生きと音楽を奏でるためには、私も工夫したレッスンをいつも考えねば!

9/5 保育園の先生方が自主的に学ぼうとする姿に感動!

遊びe
いつもは園児たちとのレッスンを書いていますが、今回は、先生方のことをお伝えしたいです。

2才児クラスの二人の先生から、週末にメールをいただきました。
それは、A先生とB先生の考えたイメージリトミックをそれぞれ試してみたい、そのプランは、かくかくしかじかですと、お知らせをいただきました。
読んでいるだけでも楽しくなり、きょうが、どんな展開になるかワクワクしてレッスンに臨みました。

私の担当は、先生が伝えようとしている内容を、園児たちがもっとイメージできるように、音で表現することです。ですから真剣に聞き逃すまいと耳を大きくしました。

A先生は「海」、B先生は「山」をテーマにお話を進め、園児たちは、一緒に遊びに行く様子を体で表現します。どちらの先生も「伝えよう!」とする気持ちに、園児たちの目がキラキラして、反応しています。とにかくみんな楽しそう!

何人かの先生方は、その様子をスマホで撮影しています。なるほど、こういう使い方がスマホにあるのか!と、感心しました。

きっと先生方でその画像を見ながら、どうしたらもっと良いかの話し合いをするのでしょうね。こういうことができる先生方の関係が嬉しく思います。

次回は他の先生方が担当するようで、またワクワクの時間がきます!

先生方を見て、2つ思いだした言葉があります。
「一番いけないのは現状に満足して、その中でやっていること」
「安定しているのは良いことでもあるけれど、同じところに立っているのは、実は後退している」それらを私自身に、問いかけなおしました。

この園の先生方は日々成長していると思います。その環境を、これからも園に関わるすべての人が見守ってあげたいと!それが園児たちの幸せにも結びつくと思うからです。

8/29 台風接近、でもお日様が輝いている!

とても大きな台風が明日あたり、関東から北海道を通るようですが、朝はまぶしいばかりのお天気でした。
おひさまJ
朝一番の0才児は、体調を崩して欠席が多かったです。そういえば、赤ちゃんは頭が大きいせか、お座りしていても、バランスを取れずに倒れたりします。素人の考えですが、脳の発達の方が身体より進んでいるのではないかしら。だから頭が大きいと。

どうにか立てるようになった赤ちゃんが、ピアノを弾きたがって、必死にこちらに手を差し出しています。そのうちに足が前へ!なんと3歩も一人で歩けたのです!先生方も拍手です。「やっぱり音楽の力ってすごいですね!」と感想を漏らされました。

これも確かではありませんが、音楽って、魔法の力を持っているのかもしれません。心や体に良い刺激が生み出されるのかもしれません。嬉しい出来事でした。

先週、お知らせしようと思いましたが、書くことが一杯だったので、今回、そのことを…。
乳児から年少さんまでは、好きな打楽器を選んでもらって、自由に音楽を感じてもらいます。
園児たちが、音楽をどう感じてくれるかを試してみました。

まず、①低い音で和太鼓が打ち鳴らされているようなリズムでピアノを弾きました。
もう一つは②高い音でシャカシャカシャカと羽が舞い上がるような軽い感じの音です。

これを交互に弾き続けていると、体全体で①を勇ましい顔をしながら、強い音で楽器で打ち鳴らし、大股にステップを踏んでいます。そして②の音では、楽器を振る動作や上に持ち上げたりしています。

「何も言わないで園児たちの動きを見守る」と、「彼ら自身の表現」になります。音を感じて体を表現できる世界に、とても魅力を感じます。

ここの保育園は、「園児が感じて、考えて、行動する」…それを大事にしていると思います。ですから、先生方も、その気持ちをくみとって園児に接しています。私もこういう環境の中で、園児たちと音楽を分かち合えることを幸せに思います。

8/22 台風を音楽で表現しよう!

台風N
きょうは、台風!レッスンする部屋は2階なのですが、園庭にある大きな大きな桜の木が、ザワザワと揺れています。ベランダには雨が打ちつけて、いつもの外とは大違い!

そこで鍵盤ハモニカの年中と年長クラスは「台風の音楽会!」
園児たちに窓からの景色を見てもらい、その景色を見ながら、鍵盤ハモニカで表現してもらいます。
①桜の木が大揺れ!その動きを見ながら吹きます。
②強い雨がテラスの床をはねています。どう表現するのでしょう?
③雷は鳴っていませんが、想像してもらい、その音を演奏してもらいます。

①~③の演奏で、どう弾いてという指示は何もしません。園児たちが感じたままに、好きな音を使って自由に吹いてもらいます。まさに即興演奏です。しばらくして、担任の先生と私が観客になり、発表会をすることにしました。

①~③の演奏です。担任も私もびっくりです。なぜって?それはちゃんと木・雨・雷を園児なりに吹き分けているのです。それらしい感じの音が奏でられていました。

いつも感じていることがあります。それは、誰も作ったことのない自分だけの音楽を自由な発想で演奏できる…こういうチャンスがどれだけあるのか?ということです。「すばらしい演奏」もいいけれど、「イメージが浮かび、それを表現できる演奏」を導きだすレッスンがどれほど世の中にあるだろうかと。

園児たちは、理論もコード(和声)もまだ知らず、聴きようによっては、めちゃくちゃと思われるかもしれません。でも、きょう聴いた演奏は、はっきり情景のわかるものでした。一般の曲のようにきれいなハーモニーではありません。むしろ現代音楽のようでした。グチャッとした音、パリッとした音、低い音などいろいろです。その一つ一つの音が、まさに表現しようとしている「木であり、雨であり、雷」を園児たちは描いていました。

私の一番の願い…それは感じたままに、こんなふうに、あんなふうにと音楽の表現の幅をふくらませることができる人間になってほしい!鍵盤ハモニカが上手に吹けるとか、楽譜どおりに弾ける、それも大切でしょうけれど、イメージは音楽だけでなく、他の方面…「多くの可能性を考えられ、行き詰ったときに打ち破るひらめきがある」など、頭を柔軟にするために、大いに役立つと思われます。残念ながら、大人になるほどイメージが萎んでいくような気がします。園児よ、自由であれ!
プロフィール

T. Tamura

Author:T. Tamura
田村智子:http://www.musickey-piano.com/ 
国立音楽大学ピアノ科卒業後、アメリカにてピアノ指導法を学ぶ。岩瀬洋子氏と共にMusic Key Piano Schoolを設立。テキストの執筆など著書は100点以上。ピアノレッスンの傍ら、全国でピアノ講座を展開。また保育の分野で、0~6才の園児や教師を指導。
地球温暖化防止の『ほっきょくがとけちゃう!サンタからのSOS!』の絵本と作曲を手がけ、Help the Earth基金を設立。

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