はじめに♪

桜の下で園児 (4).jpg
長年続けてきた音楽教育を『社会福祉法人道心あそか保育園』の園児にも取り入れさせていただくことになりました。

♪園で過ごす生活のいろいろな場面に音楽を取り入れ、より心豊かに、穏やかに過ごせるように!
♪聴力が最も発達するこの時期と、保育園での生活が重なるので、その能力を十分に発揮できるように!
♪『体の動きに合わせた音楽・心の表現を素直に出せる音楽・お約束事などのルールを学ぶ音楽』
  これらのことが園児たちの暮らしに役立てられることを願っております。

そんな人間の成長の中で一番吸収の活発な保育園の子供たちの様子などを、この
いをだてるけがいのない保育園 音楽ブログで紹介させていただきます。

https://www.facebook.com/profile.php?id=100011678868076

2/13 年長さんの絆は素晴らしい!

yjimage_201702131935464ed.jpg

何度かこのブログで書いた「蝉のリトミック」がもう半年以上過ぎても大人気!
年長さんのレッスンが終わりに近づくころ、「きょうは蝉やらないの?」と何人からリクエスト。
それでは内容を少し変えて…と考え、低い音の連打になったら、全員がまん中に座って円を作ります。
私はピアノから離れ、モンスターになって、どこか隙間がないか探します。
すると、ある所が途切れています。私が近づくと、男の子が身を挺して、その隙間に横たわりました。咄嗟の判断のすばらしさに拍手!!!
とにかく、みんなが、私を阻止しようとする団結力に、心が震えました。そう!クラスが一つになれる年長さんたち、4月には小学生になるのです。嬉しいような寂しいような複雑な気持ちになった瞬間でした。

年少さんたちは4月から鍵盤ハモニカをします。今は、その導入で「ケンとバン」という本を使いながら、鍵盤の場所を覚えてもらっています。
2つと3つの黒鍵を理解したものの、どうやって指を鍵盤に置けるかを考えました。
閃きました!ピコタローの「ペンパイナッポーアッポーペン」の応用です。
♪I am ケンちゃん・I am バンくん…ウッ!「ケンバン」
♪I am バンくん・I amケンちゃん…ウッ!「バンケン」
♪I am「ケンバン」・I am「バンケン」…ウッ!「ケンバンバンケン」
♪I am「バンケン」・I am「ケンバン」…ウッ!「バンケンケンバン」
これを鍵盤ハモニカの2つと3つの黒いキーで指を置きながら見せた後、
みんなもいくつかのグル―プに分かれて、黒鍵に指を置きます。
これはいい!と思ったのは、リズムに合わせて、指も敏感に反応できたからです。
楽しくノリノリで鍵盤ハモニカの2つと3つの黒いキーを覚えられました。
\(^o^)/

次回は3週間後の3/6です。 

2/6 壁に耳あて、聞こえるのは?

DSC_0008.jpg

先週、0,1,2才の保護者参観があったせいかどうかわかりませんが、園児たちが急に成長したように感じます。
0才児クラスの園児たちは、今まで静かにお部屋にヨチヨチ歩きだったり、先生にだっこされて入ってきます。
でもきょうは、1,2才クラスの園児と同じように、お部屋に入ると同時に、ピアノを聴いて興奮するのか、走り回ります。

ここで問題です。園児たちが走り回るのは、時計の回る方向でしょうか?それとも時計の反対周りに走るでしょうか?
どのクラスも、自然に同じ方向で動くことに気がつきました。それは、時計と反対の回り方をするのです。なぜそうなるのか、もしご存知の方がいらっしゃったら教えて下さいね。

この園でオンサを使い始めてもう何年もたちますが、きょうは、また新たな使い方を先生方が発見しました。(上の写真)
園児たちに壁に頭と背中をつけてもらって座ります。担任の先生方がオンサを板でできている壁にあてると、自分の頭のすぐ横で鳴っているように聴こえます。何人かの先生方がそれぞれの場所から板壁にオンサをつけると、音が増幅され、より大きくなります。
先生方も私も、その音のふしぎさに興奮してしまいました。
それを見ていた園児たちも次々と耳や頭を板の壁につけて耳をすませます。
このような時間は宝物に感じます。

1/30 0.1.2才児の保護者参観がありました。

yjimage_20170130194233f70.jpg
どのクラスも、お家の方と園児が組になって、大きな輪になっていただきました。

1才クラス
始めようとしたら一人の園児が楽譜の上にあった本を指さして「ドドドーおへそさん」をやり始めました。急遽、みんなで「ドレミ唱」をします。
その時、園児がお家の方にドレミのジェスチャーを教えてあげるということにしました。

いつものオンサをお家の方にも体験していただきます。もちろん「ラララー」を口ずさみます。
この「ラララー」を《犬のおまわりさん》の曲に入れて応用します。
同じ曲を使って、テンポや、音量を変化させます。そのとき手拍子をお家の方にお願いしたのですが、すごく良い反応でした。多分、集中して聴いてくださったのでしょう。(^^♪
同じ曲を使って、マイナーで演奏すると、まったく違う曲に感じます。マイナーとメージャーの変化に、園児の表情が即座に変わります。多分お家の方もビックリなされたのではないでしょうか。

《おもちゃのチャチャチャ》を使って、チャチャチャの部分を「頭・目・口」を触るゲームをしました。みんな楽しそうです!これもテンポの変化を加えました。
その他に3和音の聞き取りと分離唱をしました。

0才クラス
一人ずつお名前を呼んで「はーい(^O^)/」で答える自己紹介から始めました。とてもふんわりとした時間です。
このクラスで初めて親御さんに「オンサ」を使ってのレッスンを体験していただきました。なぜオンサがいいのか、どんな効果があるかなどを話しました。

このクラスでも《犬のおまわりさん・おもちゃのチャチャチャ》をしました。
もう1曲は《いと巻き》です。これはテンポの変化で、できるかどうかを試しました。

そして「和音」と「ドレミ唱」は、みんなお得意です。
とにかくこのクラスの園児たちはピアノに触りたくて触りたくて、お家の方がいらしても、ピアノに集まってきます。
クラスが終わった後、あるお家の方が、「家のおもちゃの鍵盤で、田村先生のやったように、ピアノを弾いて何か歌っているんですよ。」とスマホで撮った動画を見せてくださいました。

2才クラス
乳児のレッスンの大まかな流れをお家の方は0才・1才の時にご覧いただいたので、今回は、まったく別の切り口でしました。

「みかん好きな人?」の問いかけに、園児たちが「ハーイ(^o^)丿」と手を上げてくれました。そこで3cmの立方体の積み木を種に見立てて、一人ずつに渡しました。
①穴をほって、ミカンの種を植えましょう。②ジョウロでお水をあげましょう。③どんどん大きく育ちました。④ジャンプしてミカンをとりましょう。⑤ミカンがコロコロころがります。⑥ミカンを絞ってジュースを作ろう!⑦冷やしてミカンシャーベット!⑧寒くなったのでミカンをお風呂に入れてあげましょう!⑧タオルで拭いて箱に入れてあげましょう。と、お片付けしました。
この①~⑧まで、即興で音をつけ、それを自由に表現してもらいました。お家の方々も、イメージおみかんを一緒に参加して下さり、とても素敵な時間でした。

いつもは走り回っている園児が、まるで模範生のようにやっていたり、せっかくお家の方がいらっしゃるのに、違う園児の親の膝に座ったりと、面白いことがいっぱいありました。

次回のレッスンは2/6です。

1/23 今だから話したいこと

yjimage_20170123224920406.jpg
何年か前に、病気でノドにチューブを通して通う園児がいました。とてもかわいいお嬢さんです。でも声が出ないし、いろいろな障害もあったようです。そんなクラスのお友達は、率先して、その子のサポートをします。それも自然にできているのです。

そう!何の差別もない「普通の子供同士の関係」で日々が過ぎていきます。これは園の考え方を表していると思います。どの子も平等で、たまたま体が弱い、たまたま感情がコントロールできない、たまたま人と交われない、そんな子もいるのが社会ではないか。

もう何十年か前のことですが、とても理解のある方が、いざ、ご自分のお子さんの通っている所に特別学級の子が入るかもしれないと知って、反対の署名をなされたとの話を聞いて、あまりの違いにビックリしたことがあります。

私たちのピアノ教室で、染色体に少し障害のある女の子がいました。私たち教師がまずしたことは、特別扱いはしないこと、他の生徒と一緒にレッスンをさせることでした。
ある日…女の子がスカートをはいているのに足を開いていました。すると、ピアノを弾いていた男の子が「先生、ちょっと待って」と席を立ちました。そして女の子のそばに歩み寄り、「足をひろげないでとじていてね。」と足をくっつけてあげました。

精神的障害、肉体的障害、人種の違い、宗教の違い、そういう多種多様な人々が集まって「この社会」があることは、皆が承知しているはずです。「違いを理解できること」を学習するのは、大人になる前に、多くの「違い」を体験することだと、私は考えます。

ここの園児たちの優しさに私は、学ぶべきことが多くあります。ほんのちょっとしたことでも園児どうしで助け合っています。
きょうも、ある子が泣けば、頭をなでている子がいます。「どうしたの?」と優しくたずねる子がいます。本当に優しさが溢れているのです。そういう心を、持ち続けられる大人が増えたら、世の中も捨てたもんじゃないですよね。
プロフィール

T. Tamura

Author:T. Tamura
田村智子:http://www.musickey-piano.com/ 
国立音楽大学ピアノ科卒業後、アメリカにてピアノ指導法を学ぶ。岩瀬洋子氏と共にMusic Key Piano Schoolを設立。テキストの執筆など著書は100点以上。ピアノレッスンの傍ら、全国でピアノ講座を展開。また保育の分野で、0~6才の園児や教師を指導。
地球温暖化防止の『ほっきょくがとけちゃう!サンタからのSOS!』の絵本と作曲を手がけ、Help the Earth基金を設立。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR