はじめに♪

桜の下で園児 (4).jpg
長年続けてきた音楽教育を『社会福祉法人道心あそか保育園』の園児にも取り入れさせていただくことになりました。

♪園で過ごす生活のいろいろな場面に音楽を取り入れ、より心豊かに、穏やかに過ごせるように!
♪聴力が最も発達するこの時期と、保育園での生活が重なるので、その能力を十分に発揮できるように!
♪『体の動きに合わせた音楽・心の表現を素直に出せる音楽・お約束事などのルールを学ぶ音楽』
  これらのことが園児たちの暮らしに役立てられることを願っております。

そんな人間の成長の中で一番吸収の活発な保育園の子供たちの様子などを、この
いをだてるけがいのない保育園 音楽ブログで紹介させていただきます。

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11/28 またまた下痢嘔吐の菌が猛威をふるう!

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朝、園に着くなり「マスクをした方がいいですよ。」と言われました。先週は誰もマスクをしなくて大丈夫だったので安心していたのですが、今週は違うようです。

0才児クラスは、なんと半分がお休みでした。
このクラスで園児たちにオンサを渡してみました。そうしたら一人はアップライトの下の部分が鏡のように映るらしく、自分の姿を見ながら、器用にオンサを鳴らして耳に持っていきます。本当に上手にできています。他の子たちも実に上手にオンサを鳴らして耳にかざしています。先生方がオンサをどうみんなに聴かせているかを、ちゃんと見ていたのですね。驚きでした。

園児たちと外でバッタリ出会うことがあります。親御さんは親しげにお話を私としてくれますが、なぜか園児たちは無口。恥ずかしいのかしらと思います。
そんな子供たちが、園のレッスンになると、後ろから私の肩をトントンとたたいて「昨日、会ったもんね~!」と嬉しそうです。私が「会えてうれしかったわ。」と答えると、その園児が他の園児に「ね、本当でしょ? 田村先生と会ったんだよ!」と自慢しています。子供の心理は面白いですね。

どのクラスでも何かを一緒に横並びになってするとき、上手に間隔がとれません。どこかがくちゃくちゃと混みあって、ある所はスカスカ。混みあっている所は、相手の足を踏んだり、押したりで、何らかのもめ事が起こります。

きょうは、ある子がわざとではなく、相手の足を踏んでしまいました。踏まれた子は足先を触りながらうなだれています。踏んだ子は「ごめんね。ごめんね。」と謝っていますが、踏まれた子は黙ったままです。すると謝った子も、踏まれた子も同時に泣きだしたのです!
私は両方の子の気持ちがわかって、胸がキュンとしてしまいました。
でも他の音楽が始まると、さっと忘れて動きだしたのには驚きながらも、ホッとして、子供とはそういうものなのかと、あらためて感心しました。大人の世界もこうでありたい!

どうが嘔吐下痢の菌が下火になりますように。みなさん気をつけてお過ごしください。

11/21 音楽室でよく目にする光景は…

かけっこ
園児のお部屋は居心地の良い空間を作るため、一部屋が3つのセクションになるよう家具が配置されています。
そのためか音楽室の広々とした空間を見ると、自然に走りたくなるようです。そして同時にキャーキャー声も出したくなります。
園児たちの気持ちは、よくわかります。このエネルギーを放出しないと、レッスンがスムースに運びません。

でも、好き勝手に走ると、体のコントロールができずに、他の園児と接触してしまいます。
そこでいつもするのが「STOP」です。これはピアノで「カウントの音のみ」を弾いて、他の音を鳴らしません。心の中でカウントを感じ、足は止まることをします。
けれども全員がピタッとそのとおりにすることはありません。何人かは、ちゃんとこちらを見ながら「わざと」動いています。
もう一つがオンサの「ラ」を歌うことも効果があります。

2才児クラスで、園児たちの動きを見続けながら、何も言わずに即興でいろいろ弾いていました。
音の感じの違いを聴きながら、様々な動きをしてくれます。そんな中、一人の園児がまったく音を聴かずに走りだしました。

しばらくすると、その走っているのを見て、まねする子がちらほら。なるほど!こうやって気が散っていくのかと、ある意味、感心しながらピアノを続けていました。
そして、よくよく見ると、走り回っている数人は、全員が男の子!これにはビックリ。

そこで「運動会で走ろう!をします。」と言って、女の子は応援団、男の子たちは壁際の所に集まってもらい、1番に走り始めた子に、全力で走ることをお願いしました。
それは壁の反対側にある窓の枠にタッチしてもらい、もとにできる限り速く戻ります。

みんなの注目の中「タッタッタッター!」の合図で「一人だけ」走ります。そのあとも一人ずつ走りました。
恥ずかしそうに控えめに走る子、一人で不安な子、そんな中、たった一人だけ全力で走った子、
一人一人がその子らしい表現をしています。そんなお友達を見ながら、それぞれに何かを感じています。

みんなが走り終わってから、楽しかった様子がわかったので、「一人走りをまたしましょうね!でもピアノの音が聴こえたら、音を聴きながら動いてね。」と、お願いをしました。

11/7 嘔吐下痢がまだ続いています。

yjimage4HRC5L05.jpg今週もマスク着用して登園です。日曜までは半袖でも良かったのに、今朝はぐっと冷え込んでいます。これでは体調を崩す園児も多いはずです。マスクがいらなくなりますように!

先週、音楽レッスンが終わって園児たちが教室から出ていくとき、一人だけ不機嫌な様子で去っていく子がいました。声をかけようかと思いましたが、次のクラスが入ってきたので、後ろ髪を引かれる思いで、レッスンを始めました。
けれども今週ずっと、その子のことが気になって、いったいどうしたのかしら? レッスンがつまらなかったのかしら? それとも鍵盤ハモニカが嫌いになったのかしら?と、いろいろ考えていました。もちろんお友達とのあいだで何かが起こって、怒っていたのかもしれません。

「鍵盤ハモニカが吹けなくて、嫌いな子が出てきました。」と、先週ある先生から報告があったので、今回は、そういう園児たちを私の近くに座ってもらいました。
毎回「ドドド~おへそさん」というドレミの曲で鍵盤ハモニカの準備練習をします。私のそばの園児にピアノを弾いてもらうことにしました。
私がドレミを歌いながら、その子の手をとって弾いていきます。「上手!そうよ!」など声をかけていきます。
ドレミファソラシドで一人、ドシラソファミレドで一人、もう1曲の「ドの上レ」で一人、「ド下はシ」で一人、と四人を同じようにピアノで弾いてもらいました。弾き終わった園児たちの顔は、本物のピアノで弾いたよ!と、自慢げです。

レッスンが終わるときに、その子たち一人一人に「鍵盤ハモニカどうだった?」と聞いてみました。なんとみんな笑顔で「好きだよ!」と答えてくれました。
本当は、ピアノのレッスンのように、一人一人と時間を持って鍵盤ハモニカをしたいのですが、残念です。でも心強いのは担任の先生方が、園児たちが吹けるように努力してくださっていることです。その助けがなければ、ここまでできません。

私の考えですが…根本は「間違って吹いてもいい!楽しければ!」です。
「正しく吹けてなくていいのか?」と言われるかもしれませんが、幼児期こそ、音楽がのびのびと彼らの生活の中に広がってほしいのです。
まったく違った音を自信たっぷりに吹いている子がいます。それを見ている私は笑顔です。音楽を楽しめているのは、すばらしい! きっと気持ちもワクワクしているはずです。
正しい音を教えてあげるのは、吹き終わってからでもいいのではないでしょうか?
まず、上手く吹けるより、楽しく吹いてみたくなる!子供たちになってほしいのです。

次回のレッスンは21日です。

10/31 マスクをつけて登園

マスク
先週あたりから嘔吐下痢や熱でお休みする園児がいると聞きました。登園してみると、先生方全員マスクをしています。
ここは安全に私もマスクをしました。レッスン中にお腹が痛いと園児が退出。みんな来週はどうかしら? マスクのいらないレッスンができるように願っています。

乳児クラス…大きな音で重量感を表したい時は、お相撲さんの四股を踏み、軽やかな高い音はジャンプ!みんなノリノリ、私もだんだん上着を脱ぎ、シャツのボタンを開け、最後はTシャツ1枚!ピアノを弾いたり、体を目一杯動かしたり、きょうも元気印です!

幼児クラス…興奮して歌いたくなるのか、どなっているように歌う園児がいます。話し声を聞くと、他の園児よりも「かん高い」のです。本人は一生懸命なのですから気持ちはわかる!徐々に、どならなくてもきれいな声で歌えることを伝えていこうと思っています。おもしろいことにハミングをすると、きれいです。これがヒントになるかもしれません。

鍵盤ハモニカでどんなに丁寧に指導しても「全然わからない!嫌い!吹きたくない!」という園児が必ずいます。
そんな不得意の園児一人を「先生」にして、その子からみんなに指示を…例えば「立ってください。そして吹く用意をしてください。」とか「ドの音だけを吹いてください。」と言ってもらい、その子が先生としてみんなが正しい音を吹けているかチェックします。
本人も先生役に満足気です。他の園児もちゃんとその子の指示通りにします。ニコニコしながら「楽しい空気」が溢れます。

何か自分の不得意なことがあったとき、「いや!」という感情が支配して、「やってみよう」とは思いません。無理にやらせても、効果はないはずです。
私自身は上手に吹いてほしいと願っていますが、どうやれば園児たちが「吹いてみよう!」という気持ちになるか。
毎回園児たちの反応を見ながら、あの手この手の試行錯誤です。きっとこのことは、他の学習にもあてはまるのでしょうね。

園で良かったなと思うのは、「**をやったら**してあげる。」または「**買ってあげる」というような交換条件がないことです。始めは辛かったけれど、やったら少しずつ、できるようになってきた!…という体験を今この時期に学んでほしいと、心から思います。
プロフィール

T. Tamura

Author:T. Tamura
田村智子:http://www.musickey-piano.com/ 
国立音楽大学ピアノ科卒業後、アメリカにてピアノ指導法を学ぶ。岩瀬洋子氏と共にMusic Key Piano Schoolを設立。テキストの執筆など著書は100点以上。ピアノレッスンの傍ら、全国でピアノ講座を展開。また保育の分野で、0~6才の園児や教師を指導。
地球温暖化防止の『ほっきょくがとけちゃう!サンタからのSOS!』の絵本と作曲を手がけ、Help the Earth基金を設立。

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