はじめに♪

桜の下で園児 (4).jpg
長年続けてきた音楽教育を『社会福祉法人道心あそか保育園』の園児にも取り入れさせていただくことになりました。

♪園で過ごす生活のいろいろな場面に音楽を取り入れ、より心豊かに、穏やかに過ごせるように!
♪聴力が最も発達するこの時期と、保育園での生活が重なるので、その能力を十分に発揮できるように!
♪『体の動きに合わせた音楽・心の表現を素直に出せる音楽・お約束事などのルールを学ぶ音楽』
  これらのことが園児たちの暮らしに役立てられることを願っております。

そんな人間の成長の中で一番吸収の活発な保育園の子供たちの様子などを、この
いをだてるけがいのない保育園 音楽ブログで紹介させていただきます。

https://www.facebook.com/profile.php?id=100011678868076

8/22 台風を音楽で表現しよう!

台風N
きょうは、台風!レッスンする部屋は2階なのですが、園庭にある大きな大きな桜の木が、ザワザワと揺れています。ベランダには雨が打ちつけて、いつもの外とは大違い!

そこで鍵盤ハモニカの年中と年長クラスは「台風の音楽会!」
園児たちに窓からの景色を見てもらい、その景色を見ながら、鍵盤ハモニカで表現してもらいます。
①桜の木が大揺れ!その動きを見ながら吹きます。
②強い雨がテラスの床をはねています。どう表現するのでしょう?
③雷は鳴っていませんが、想像してもらい、その音を演奏してもらいます。

①~③の演奏で、どう弾いてという指示は何もしません。園児たちが感じたままに、好きな音を使って自由に吹いてもらいます。まさに即興演奏です。しばらくして、担任の先生と私が観客になり、発表会をすることにしました。

①~③の演奏です。担任も私もびっくりです。なぜって?それはちゃんと木・雨・雷を園児なりに吹き分けているのです。それらしい感じの音が奏でられていました。

いつも感じていることがあります。それは、誰も作ったことのない自分だけの音楽を自由な発想で演奏できる…こういうチャンスがどれだけあるのか?ということです。「すばらしい演奏」もいいけれど、「イメージが浮かび、それを表現できる演奏」を導きだすレッスンがどれほど世の中にあるだろうかと。

園児たちは、理論もコード(和声)もまだ知らず、聴きようによっては、めちゃくちゃと思われるかもしれません。でも、きょう聴いた演奏は、はっきり情景のわかるものでした。一般の曲のようにきれいなハーモニーではありません。むしろ現代音楽のようでした。グチャッとした音、パリッとした音、低い音などいろいろです。その一つ一つの音が、まさに表現しようとしている「木であり、雨であり、雷」を園児たちは描いていました。

私の一番の願い…それは感じたままに、こんなふうに、あんなふうにと音楽の表現の幅をふくらませることができる人間になってほしい!鍵盤ハモニカが上手に吹けるとか、楽譜どおりに弾ける、それも大切でしょうけれど、イメージは音楽だけでなく、他の方面…「多くの可能性を考えられ、行き詰ったときに打ち破るひらめきがある」など、頭を柔軟にするために、大いに役立つと思われます。残念ながら、大人になるほどイメージが萎んでいくような気がします。園児よ、自由であれ!

8/1 蝉のレッスンで教わった出来事とは…。

hansei.jpg
今朝も、ものすごい蝉の鳴き声の中、園児の一人が「あのね、せみが死にそうなの。」と言いながら、その子のズボンに力なさそうに捕まっている蝉を見せてくれました。

こういう時、どう答えていいのか…「蝉さんは、静かにしていたいかも…そっと木につかまらせてあげてね。」としか言えませんでした。

もうちょっと蝉について知識があれば…例えば地上にでてから「*にちしか生きられない」とか、「土の中に*年いる」とか…言えたのに、と思いながら職員室へ入りました。これが「きょうの反省1」です。

園児たちにリズム楽器を使ってもらいますが、楽しくなり過ぎているのか、こちらの話を聞いている間も、楽器を鳴らしています。どうやって「音を鳴らす、鳴らさない」をわかってもらえるのかと、レッスンのたびに考えていました。

リトミックでは音を鳴らす、鳴らさないは、動きと共にできています。けれども、立ったままや、座っているとき…つまり体の動きがない時に、どうONとOFFを理解してもらえるかが、悩みでした。

前回、蝉の音楽遊びの中でハチの襲来を伝える音を弾くと、みんなが静かになったのを思いだし、楽器を鳴らしている中でハチの音を弾いてみました。
すると一斉に静かにできたのです。そしてもとのピアノを弾き始めると、また楽器を鳴らし始めました。これを何回かくり返すと、ONとOFFが上手にできたのです!

実は、前回も園児たちに「音を出さないで」とか口で「し~~~っ!」とジェスチャーしたのですが、上手くいきませんでした。私は「何で、できないのだろう?」と困っていたのです。

でも今週のレッスンで、「私の指導のせいだった!」と痛感したのです。
「できないときは教師のせい!」と思いながら、もう何十年もレッスンをしているのに!自分の指導の未熟さに「あ~、まだまだ!」と…「きょうの反省2」です。

園児たちが興味を持てれば、ルールや、音楽を伝えられる! それができないときは、私の発想の貧しさと、エネルギーのなさに原因があるはず! もっともっと頭を回転させ、園児が目を輝かせるようなことを生み出せるように!と、強く思いました。

次回は8/22です。皆様も夏バテなさらぬよう、そして大いにこの夏をお楽しみくださいませ。

7/25 響き渡る蝉の大合唱!

せみe
園に足を入れた途端、「田村先生、蝉の羽よ!」と園児が見せてくれました。片羽だけでしたが透き通った透明な羽に羽脈が見えます。

その園児に導かれるように大きな木の下に集まっている園児の所に行くと、木の枝に蝉の抜け殻を発見!

手が届きそうだったのでジャンプしましたが、ダメでした。すると「僕をだっこすれば、抜け殻がとれるよ!」と申し出てくれました。
それでは!と抱えてみますが、重すぎて、私の体力では、とても無理。こういうとき年を感じてしまいます。(涙)

…というわけで、きょうのレッスンは「せみ!」をテーマに決めました。
①ピアノで蝉の音が鳴っている間は、両手をおしりのあたりで動かし、自由に園児たちは蝉のまねをします。
②ピアノの音がしなくなったら、部屋の壁を大きな木に見立てて止まります。
もしうろちょろ部屋の中にいると、私が空想の網を持ってつかまえるジェスチャーをします。園児たちは捕まらないように、慌てて壁に行きます。
この①と②が基本です。年齢によって変化を加えます。
③調度、陸上のハードルより小さめのフェンスがあったので、それを部屋の中央に置き、
「フェンスに触ったらくっついて動けなくなること、お友達とぶつからないこと」この2つを加えました。
とてもよくできたのでフェンスの数を最大6つまで増やすことができました。
④低い音でハチの襲来を感じさせます。そのときは即座にその場で座り、ハチに刺されないこと。
⑤カリッとした音を聴いたら、蝉のぬけがらになって壁にくっつきます。私が園児たちにコンコンと触れ、空になっているかな?と調べまわります。みんなは静かに抜け殻を演じます。
こんな感じで、どのクラスも「蝉の遊び」を楽しみました。

1才児ですてきなことが起こりました!いつもオンサを先生方に渡します。ある先生がオンサを持って「ラララ~」と歌い、次にそのオンサをマイクに見立て、園児の口に近づけます。するとその園児が「ラララ~」と正しい音で歌えたのです!

そこで「ラララ~」のインタビューごっこをみんなでしました。先生方や園児たちの反応を見ながら、発展させられるのが、保育園でのレッスンの魅力です。みんなに感謝です!

次回は8/1です。

7/4 朝から園児の髪は汗でぐっしょぐしょ!

yjimageZHVG43UE.jpg
本格的夏日がやってまいりました!この保育園には、井戸があります。そのお水を使ったプールが園庭にあり、とても気持ちよさそうです。夏ですね。

先週の保護者参観について、園児たちにマイクを持ったふりをして、「お家の皆さんと一緒にしたレッスンはどうでしたか?」と聞きました。

すると何人かが手を上げて、ちゃんとマイクもどきの私の手に向かって「楽しかった!」と答えてくれました。すると次から次へ見えないマイクに向かって話したい園児がいっぱい。みんなTVに出ていると思ったかな?

0才児クラスの赤ちゃんが、何か黒い布を握っています。担任の先生に「あの布は何ですか?」と聞くと、「あれは、あの子のお母様の匂いのついた下着です。」と答えてくれました。

レッスン中、その子を見ると、時々その布に鼻をあてています。きっとママのぬくもりを感じるのでしょうね。心がキュンとなり、その子を抱きしめたくなりました。

またまたオンサの新しい使い方を発見! オンサの形はYの字になっています。その根元を耳のすぐ外側の骨(こめかみの下あたり)につけます。すると、とても良く聞こえます。

2本のオンサを、両耳の外の骨に着けると、ステレオのように両耳から聞こえます。
すると園児の一人が「耳の中に入れて!」と言ったので、試してみました。もっともっと良く聞こえて、私も園児たちも目がまんまるに! ぜひお持ちの方は、この方法で確かめてみてください。別世界ですよ!

どの園児たちも何度も何度も聞きたがりました。この園では「ラ」の音が一番好きなようです。「プレわかーるピアノのラララ」の伴奏に合わせて、気持ちよさそうに歌ってくれます。それも自然に正しい音になっているので、嬉しくなります。 

次回は7/25です。
プロフィール

T. Tamura

Author:T. Tamura
田村智子:http://www.musickey-piano.com/ 
国立音楽大学ピアノ科卒業後、アメリカにてピアノ指導法を学ぶ。岩瀬洋子氏と共にMusic Key Piano Schoolを設立。テキストの執筆など著書は100点以上。ピアノレッスンの傍ら、全国でピアノ講座を展開。また保育の分野で、0~6才の園児や教師を指導。
地球温暖化防止の『ほっきょくがとけちゃう!サンタからのSOS!』の絵本と作曲を手がけ、Help the Earth基金を設立。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR