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木々ぶろぐP1050421.jpg5月ぶろぐ
台風の影響で大雨になるかもしれないということで公立の小学校は2時間目からの登校のようでした。夜に降った雨はあがり、木々の緑が美しく、空気まで爽やかです。

あか組(1-2才):事前に「赤いバス・動物(かば・ぞう・りす・うさぎ)・おむすび・三日月の出ている夜」これらの絵を用意しました。「さあ、バスに乗っておでかけ~~~!」とバスを持ちながら、みんなに乗ってもらう真似をします。部屋の隅々をまわっていくことで、こちらを見ていなかった園児もバスに乗っていきます。「着きました~~。さあ順番に降りてくださ~い。」「あ、かばさんがお出迎え~!大きなおくちね~。」など、他の動物も紹介しながら音楽にあわせて動いてもらいます。次に「お昼になったけど…おなかがすいたな~。何かないかな~?」と言いながら「あ、みんなでおむすびを作りましょう!」と、ご飯を握って、ノリをまく真似をみんなでします。かばさんの絵とおむすびの絵を動かして、いかにも食べてるようにおむすびをかばさんの絵の後ろに隠していきます。みんな一緒に見えないおにぎりを作ったり、楽しそうです。

音を聴いたり、お話からイメージをどんどん広げたり、園児なりの表現ができること。その幅を広げて、心の成長を導きだしたいです。保育園の時代が、その活動をする最適な時期なのです。この時期を逃すのはもったいない話です。

さくら組(3-4才):週明けの月曜の朝は、お堂での集まりがあり、息つく間もなく音楽のレッスンになり、内心、大変じゃないかしら?と心配していたのです。でも担任の先生が「園児たちに〈田村先生が待っているわよ~。〉と言うと、みんな〈わ~い!〉って言いながらお教室に走っていくんですよ。」と話してくれました。何と嬉しいことでしょう!そこで、みんながお教室に戻る前に、私が先に行ってピアノを弾きながら出迎えをしてあげたい!と思い、先週から待ち伏せをしています。園児たちは「あ、田村先生だ!」とニコニコして教室に入ってピアノの音を聴いています。とても良い雰囲気でレッスンがスタートできます。レッスンのさまざまな場面で、園児たちの純粋さや、優しさに触れることができ、胸が熱くなることがあります。この時間を私は大切に過ごしたいといつも思っています。

みどり組(5-6才):お教室を入るなり、担任の先生が感激した様子で頬がピンク色になっています。「田村先生が来る前に、みんなで鍵盤ハモニカを持ちながらドレミ唱を吹いて歩いてみたんです。まだ弾いたことはないのでどうかな?と思いましたが、ちゃんと歩いて、音も弾けたんです!!!!」と、嬉しさを全身で表しています。いい先生ですよね。園児たちのことをこんなに愛している!そんな先生です。そして私もそれを聞いて園児たちに、「お願い、みんな~、もう1度それを私に見せてくれる?」とたのみました。さあ、全員がお教室を行進しながらドレミ唱を吹いてくれます。終わったとき、ああ、園児たちは心から音楽を好きになっている!と実感できました。すばらしいです!

『指導する・教育をする』って、何でしょう?園児たちが自分達でやってみたい!と思えるような素材を提供することかもしれませんね。いつも肝に銘じているのは、『調教をしてはいけない!』です。何かをできるようにするために、怒ったり、厳しくやらせるのは、その子が本当に楽しんでいるのではなく、怖いから言う事を聞くだけかもしれません。その子が「これは楽しい!もっとこうしてみたい!ああしてみたい!」という考えをふくらませることができる人に育ってもらえれば、そのときのできがあまり良くなくても、ちっとも構わないのではないかと私は思っています。誰かがいなくても自分で考えて、工夫して、簡単にはあきらめず、だめかもと思っても続けてみる、そんな人に園児が育ってほしいと思います。
 
プロフィール

T. Tamura

Author:T. Tamura
田村智子:http://www.musickey-piano.com/ 
国立音楽大学ピアノ科卒業後、アメリカにてピアノ指導法を学ぶ。岩瀬洋子氏と共にMusic Key Piano Schoolを設立。テキストの執筆など著書は100点以上。ピアノレッスンの傍ら、全国でピアノ講座を展開。また保育の分野で、0~6才の園児や教師を指導。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100011678868076

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