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1/30 ♪世界に一つだけの個性♪

あまりの寒さにコートを着て登園したら、私を指さしながら「あ!太っている!」とビックリした顔をした園児がいました。たしかに厚手のコートは、重さもあるし、大きく見えますね。

ちょっと話はそれますが、以前、ピアノを習いたいということで2~3名の親御さんと会ったことがあります。いろいろお話をさせていただきましたが、お一人だけ「あら?何かご不満でもあるのかしら?」と思えるくらい暗い表情の方がいました。それできっとピアノをお子さんにはやらせないだろうな~と思いながら玄関までご一緒すると「とても良い環境で、感激しました。ぜひお願いします。」というお返事があり、びっくりしたことがあります。あのお顔は怒っていたのではなくて、共感を覚えてくださっていたのか!私はとんでもない勘違いをしてしまった!と反省したのです。

なぜこのお話をしたかというと、人は「いいな~!」と思っても感情をあまり外に出さない方もいらっしゃるのです。園児たちの中で、音楽の時間が楽しくないように見えたり、一緒にあまり参加しなかったりという子がチラホラいます。特に乳幼児に多いのですが、その園児たちを細かく観察してみると、恥ずかしくてやらない子、まだ幼すぎて体が一緒に動かない子、十分楽しんでいるけれど体で表現できない子、などがいます。

今週は、そんなタイプの園児たちに注目してレッスンをしました。ちょっとでも参加した子には、みんなの前に出てもらって「*ちゃんがとても上手にできました~!拍手~~!」と言い、握手をしました。すると自分の席にもどってから見違えるように、表現をするようになりました。もちろん外から見れば小さな動きですが、その子なりに精一杯の大きな表現でした。きっと音楽だけでなく、いろいろな場面で心の中では感じていても外にまだ出せないのではないでしょうか。

お家に帰ってから、親御さんに園であったことをいっぱいお話する子もいれば、あまり話さない子もいるはずです。けれどもお話をしないからつまらないのではないのです。言葉でどう伝えるかがまだ幼いのであって、きっと心の中では、たくさんお話をしているはずです。無口だとしても心はおしゃべりさんかもしれません。

またピアノの話しになりますが、小さいころから返事もあまりせず、ウンでもスンでもないタイプの生徒が中高生になると、急におしゃべりになったり、感情豊かに演奏するようになる子が多くいます。その子の♪世界に一つだけの個性♪を【ある短期間の中で判断してしまう】ことは、とても危険に思います。無理に表現をオーバーにすることはないのですから、その子なりのペースで音楽を味わっているはずです。きょうのレッスンは、そのような園児たちに注目していたのですが、なぜかとても心が穏やかになりました。きっと心の優しい子が多いのかもしれませんね。
プロフィール

T. Tamura

Author:T. Tamura
田村智子:http://www.musickey-piano.com/ 
国立音楽大学ピアノ科卒業後、アメリカにてピアノ指導法を学ぶ。岩瀬洋子氏と共にMusic Key Piano Schoolを設立。テキストの執筆など著書は100点以上。ピアノレッスンの傍ら、全国でピアノ講座を展開。また保育の分野で、0~6才の園児や教師を指導。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100011678868076

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