12/2 グーチョキパー

ピアノを習っている小さな生徒で2つの黒いキーをチョキで弾けない子がけっこういます。それで、年少や年中ではチョキの形にするのがまだ無理なのかな?と思っていました。

ところが、保育園の1歳児クラスの園児たちがチョキを出せるのです!びっくりして先生方に聞いたところ、ほとんどの子がチョキを出せるということでした。これはいったいどういうことなのか?
思いあたるのは、どのクラスでも必ずしている《和音あて》…和音ドミソのならグー、シレソはチョキ、ドファラはパーを出します。チョキは難しいはずなのに、0才児から続けているこの動作が、自然になじんでいるせいなのか…。

同じようなことがまだあります。これもすべてのクラスでしている《ドレミ唱》ですが、まだ0才児なのに音の高さを手で表し、《ずっこける3つの黒いキー》の部分では顔をアレッ?と傾けたり、音に正確に反応するのです。
幼児の発達の専門家ではないので、何の根拠もありませんが、音楽を通して園児たちの耳や体で反応する力が一般と比べて成長が早いように感じます。

歌うということについても、成長を感じます。みんなで一緒に歌うときは元気ありあまって「どなり声」になりやすい子が多く見受けられます。けれども年少~年長になると、音を調整できるようになってきています。
その例が、今回年長組でありました。

2重唱をしてもらうと不安なせいか音が正確ではありません。それで一人一人聴いていくと、高すぎたり低すぎたり歌っていた園児たちに「もう少し低く」「もうちょっと上」などアドバイスをすると正しい音程になおせるのです!これには驚きました。大人でも難しい声の調整が園児にできるとは!

正しい音で、しかもきれいな声で歌えています。けれども集団になってしまうと自分の出している声が不安になったり、相手の声につられたりでまだ完全なコントロールはできていません。それでもみんな良い声をしています。

発表会で2重唱をしようかと思いましたが、不安で緊張した声を出すより、楽しく元気に歌ってほしいと思い、単旋律で歌うことにしました。たぶん、これから歌い始めるので、発表会に間に合うかどうかですが、今回の発表会の目的は《普段のままの姿》がテーマでしたので、あと2週間あまりですが、無理はしない!ことにしました。
 
プロフィール

T. Tamura

Author:T. Tamura
田村智子:http://www.musickey-piano.com/ 
国立音楽大学ピアノ科卒業後、アメリカにてピアノ指導法を学ぶ。岩瀬洋子氏と共にMusic Key Piano Schoolを設立。テキストの執筆など著書は100点以上。ピアノレッスンの傍ら、全国でピアノ講座を展開。また保育の分野で、0~6才の園児や教師を指導。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100011678868076

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