10/30 台風が去って、朝が輝いています!

すごい雨だった昨日!でも今朝はまぶしいお日様が「おはよう!」と園児たちに挨拶してくれています。
レッスンもすがすがしいスタートを切りました。
1才児と2才児のクラスは、ピアノのリズムに合わせて歩くこと、そしてピアノの音がしなくなったら、すぐに止まることをレッスンの始めにしています。集団ですので、どうしても嬉しくて走ってしまいますが、一番暴走している園児をみつけ、ちょっとでもピアノのリズムと同じように歩けたら、すぐに、その子の所へ行って「すごい!*ちゃんは上手にピアノの音に合わせて歩けるのね~!そうだ!みんなに見てもらいましょう!」と、一人でやってもらいます。
もう鼻高々な気持ちが伝わってきます。そしてそれを見ていたお友達たちも、ピアノの音に気を配り、音の動きや、止まることを意識してくれます。コントロールすることを少し学ぶことができたようです。小さな成長を積み重ねていきたいです。
あるクラスでこんなことがありました。歌で、例えばドレミファソと歌ってもらうと、どうしても最後のソの音が乱暴に歌ってしまいます。そこで、Aちゃんがこう歌いました…ドレミファソのソだけをどなっているように私が歌って見せます。みんなゲラゲラ!
すぐに次はBちゃんがこう歌いました…きれいな声で大切にドレミファソを歌いながらソの音のときウットリした表情を付け加えました。そしてどっちがみんなは、きれいに歌っていると思う?と尋ねると、全員大きな声で「Bちゃん!!!」と返事をしました。
では、みんなもBちゃんみたいに最後のソをうっとりしながら歌ってみてねと言うと、素直に表現しながら歌ってくれました。
「はい、ドレミファソのソをきれいな声で歌ってね。」と注意する方法は、わずか10秒の注意で終わり、すぐに他のこともできます。でもAちゃん、Bちゃんなどの例をジェスチャーしながら何をしてほしいか考えてもらうには、時間がかかります。
園児にとって、どちらがより印象に残り、彼ら自身がきれいに歌いたいと思えるかは、明らかなことです。
つくづく、教師はエネルギーを持って、園児たちと向かわなければいけないな~と。そして「注意されていると思わせない注意の仕方」を心がけたいと思います。それには体力も気力も万全でいられるような自分自身の管理が重要だと感じた今日のレッスンでした。