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3/2 じゃんけん

ジャンケン
年中さんのレッスンの前に、園庭の見えるテラス?みたいな所でピンクの花がきれいに咲いていたので「まあ、桃の花がきれい!」と感動して言ったら「違うよ、あれは梅だよ」と園児の声、「あっ…そう…梅、梅か~」と大笑い。どうも梅と桃の違いがわからない私でした。

その年中さんのクラスレッスンの最後にじゃんけんをするのですが、終わって帰ろうとすると目で必死に訴える子がいたので、足を止め、「どうしたの?」とたずねると、もぞもぞ小さい声で「どうして私はいつもジャンケンに勝てないの?」と質問してきました。

このジャンケンは去年からしているので正直「え?まだ1度も勝ってないの?」と聞くと「うん」と悲しそうに答えました。その子はもう一度私とジャンケンをしたかったのです。

0才クラスは「タッチ!」と手を合わせます。1~2才クラスは抱きしめてから「コテ~ン!」と右か左にやさしく倒してあげると声を上げて喜びます。でも年少~年長は「最初はグー」をせずに、テンポ良く1発勝負です。しかもどんなにせがまれてもジャンケンは1度だけと伝えてあります。さあ、負け続きの園児からジャンケンをしてと言われ…どうしよう?

そこで「試しジャンケンポンしてみてくれる?」と頼むと「うん」と返事をしてくれました。結果は、パーばかり出して、私がチョキ。当然負けています。「考えて出してみて。」と、私はチョキばかりずっと出しました。何度かしているうちに、やっとグーを出しました。すかさず「お~、わかったね!すごい!」と言いながら、「次にグーに勝つには何を出せばいいのかしら?」と私がグーを出し続けると、その子はパーを出しました。

グーチョキパーは、相手が何を出すのかわからないから、勝ったり負けたりする…そのルールを何となくわかってもらえたような、もらえないような…でもお顔は泣き顔から納得のお顔になっていました。いつも勝てるとは限らないからこそ、おもしろい、それを少しずつ学んでほしいです。

そういえば、年少さんがまだわけもわからなくジャンケンをしていた頃を思いだしました。ぐっと負けを耐える子、涙を浮かべる子、いろいろです。「負ける」を知ることは、その子にとって「心の成長のあかし」です。

嬉しかったのは、私とその子のジャンケンのやりとりを他の園児たちが温かく見守っていたことです。誰一人として「ずるいな~、私にもジャンケンやってよ」という子はいませんでした。「ほんわか春の風」がこのクラスをやわらかく包んでいました。

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プロフィール

T. Tamura

Author:T. Tamura
田村智子:http://www.musickey-piano.com/ 
国立音楽大学ピアノ科卒業後、アメリカにてピアノ指導法を学ぶ。岩瀬洋子氏と共にMusic Key Piano Schoolを設立。テキストの執筆など著書は100点以上。ピアノレッスンの傍ら、全国でピアノ講座を展開。また保育の分野で、0~6才の園児や教師を指導。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100011678868076

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