12/12 発表会がもうすぐです!

オープニングは年長さんが長い竹を横にして、それをたたく「あそか囃子」です。これは、私が園に関わった初年度に作ったもので、掛け声なども入るリズム打ちです。「あそか保育園・あそか保育園・おはやしだ(ヤー)」などの部分は、3連符3連符8分音符2つという複雑なリズムになっていますが、毎年年長さんの恒例になり、発表会が幕開けします。
1・2才のクラスでは、担任の先生方がリトミックを物語風に作り、園児たちの普段の様子をご紹介します。私が乳児クラスでチェックすることは、ある場面から違う場面にお話が変わるときに、音楽がその「間」をつむいでいくことです。
毎年、その「つなぎ」をどう表現するか、先生方と考えながら音を作りだします。
音楽をブスッと切らないで進めて行く大切さを乳児にも感じてほしいのです。
年少さんクラスは、カスタネットのリズム打ちや歌で表現できることをクラス担任が考えてくれます。楽しさをお客様に感じていただけるように、そして園児たちの表現が生き生きしているように。たとえ、タイミングがずれていても、輝いていればよい!と思っています。
年中、年長クラスは歌+パーカッション、そして鍵盤ハモニカです。今年の鍵盤ハモニカの曲は、大人っぽい曲を選びました。とかく小さい子は元気な曲と思われますが、しっとりした曲も彼らなりに受け止め、表現できることが今回わかりました。この鍵盤ハモニカも音をはずしても良い!その子の感じるままに音楽の中に入っていればと思います。
「間違わず全員がそろうまで練習しよう!」ではなく、個々の園児たちが「音楽を感じられる体験をしてもらう」ことが大切だと私は考えています。
たとえば鍵盤ハモニカが上手に吹けないから嫌い!ではなく、上手に吹けないけれどみんなとのハーモニーを感じて気持ちが高まる…それをこの時期に感じてほしいのです。
園児のご家族にお願いがあります。当日、お子様が何かミスをしたとしても、参加したこと、それが素敵なのですから、「あそこが間違えたね」「ちゃんとしてなかったじゃない」などの言葉をどうかどうかおっしゃらないでください。
満面の笑顔で「よくやったわね。とても良かったわよ!ありがとうね。」と声を必ずかけ、抱きしめてあげてください。
会が終わってから「お家の人は、何て言っていた?」と私が聞くと、「何にも…」と返事をする子がいます。
私は胸が痛みます。「良かったよ」の一言をお子様に伝えてください。では金曜日にお会いしましょう!