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9/26 おさかな

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「秋の気配が感じられる」というよりも11月並の肌寒い天気でした。それでも園児たちとレッスンをすれば、体が熱くなるとわかっていたので、半袖の紺色のTシャツに白いお魚の描いてあるものを着ていきました。

2才児クラスでは、私のTシャツの魚さんを見せながら「み~んな~、お魚になってみましょうね~。」と弾きながら言いました。園児たちは全員が床にうつぶせの状態になってクネクネと前に進んでいるのです。まるでイワシの大群が泳いでいるように見えて、思わず微笑んでしまいました。私の想像ですが、園児たちにとって「魚が泳ぐ」のは低い場所というイメージがあるのではないでしょうか。本当にかわいかったです。こういう園児たちが考えた発想で体を動かすのは、先生がお手本を見せてまねさせるのではないのですから、とてもすばらしいことだと思います。自分達でイメージして動くことを、これからも大切にしていきたいな~と思いました。

1才児クラスでは、前回から食品用のラップの芯を使って音と一緒に遊ぶ続きをしました。いろいろな使い方ができます。今回の発見は、ラップの芯を耳にあてたら空気の音(あっているかしら?)が聴こえたのです!みんなそれぞれ耳にあてて聴いているお顔は不思議そうでした。また芯をころがしたり、たたいてみたり、最後はロープに全部のラップの芯を通して、蛇のような動きのところをまたいでもらいます。まだジャンプはできませんが、おもしろくて仕方ないようでした。そんな園児たちの表情を見ながら、ピアノで音をつけていくことがまた楽しい!時間が少々延長してしまいました。

0才児クラスでは、だんだんつかまり立ちができる園児が増えてきています。私がピアノを弾いていると、背伸びをして鍵盤を押そうとします。それで興味のある園児たちの一人一人を私の膝の上に乗せて、一緒に連弾です。園児の指を私が持ってあげて、ピアノを弾きます。その音にきれいな伴奏をつけていきます。もちろん園児が黒鍵に興味があれば、すかさず、その音にあう伴奏をつけます。そして終わるときは「ふわ~っ、トン」とお膝まで腕をピアニストのように降ろし、次の生徒と交代します。ピアノを乱暴に弾くのではないこと、音には不思議な魅力があること、終わるときは余韻を楽しんで鍵盤を離すことなど、0才であっても音を大切に出すことを伝えたいと思ったのです。ピアノを体験した園児たちは、必ずまた弾きたいと感じて私のもとにやってきます。できるだけ0才児には体験させてあげたいと思います。本当は他の年齢の園児たちもさせてあげたいのですが、実は、私のももの上に園児を乗せると、腰がとても痛くなってしまって、私の体がもたないのです。本当に他の年齢の園児たちには悪いと思っています。お許しを。

今週の土曜日は、運動会ですね。お天気が良いことを祈っております。楽しい日をお過ごしくださいね。

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プロフィール

T. Tamura

Author:T. Tamura
田村智子
http://www.musickey-piano.com/

国立音楽大学ピアノ科卒業後、アメリカにてピアノ指導法を学ぶ。
岩瀬洋子氏と共にMusic Key Piano Schoolを設立。
テキストの執筆など著書は100点以上。
ピアノレッスンの傍ら、全国でピアノ講座を展開。
また保育の分野で、0~6才の園児や教師を指導。

http://wakarupiano.com/

https://www.facebook.com/profile.php?id=100011678868076

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